TECHNIC & MENTAL
<尊敬する指導者と親愛なる選手たちの明るい未来を夢見るおやじからの戯言メッセージ.....>


●基本姿勢(こころ)の大切さ.....2003.4.4


身体能力の高い選手ほど基本練習をしない傾向は今に始まったことではないですよね。

職人の世界では、器用な人間より不器用な人間の大成が言い伝えられています。これは日々の努力が結果的に身についていった証であり、スポーツにもあてはまることだと思います。

器用な選手は教えられたことをすぐに実行できてしまう、しかし身についたということではなく「やったらできた....」程度のもので、なかなかできなかったが「やっとできるようになった...」選手は理屈や理論でなく体が覚えていったのだと思います。反復練習と「声」による指示が、脳に組織的に構成されたと理解できます。ですから、ぱっとできてしまう選手よりそこからの安定度が高いのだと思います。

中学校の部活動で「メニュー」をもとに毎日の練習をこなしている学校と、その日の雰囲気や気まぐれで時間を過ごしている学校では必然的にプレーの安定度が違ってくるのだと思います。

たしかに身体能力は高い方がいいに決まっていますが、顧問やコーチの指導技術や理論が選手の能力次第のものであったなら、今年は地区一番であっても来年はまったく違った結果になっていくのだと思います。毎年安定して上位に位置している学校の練習はとても規律正しいものです。伝統とチームの意識の違い、無名校の這い上がる余地はないようにも見えるほどです。

しかしです。聞いたことがないような学校が突然出現してくることも良くある話で、選手の身体能力だけのチーム、有名な顧問の赴任と必要な時間が過ぎた場合、関係者の強力なバックアップが期待できた場合など、その実現にはいろんな要素と運があるのだと思います。

このテキストを読まれている方なら「当たり前」のことでしょうが、その当たり前がいつの日かまったく違うものになっていて、チームはばらばら、結果は望めないものになっていくのもよくあることなんですよね。選手は「生き物」で日々成長しています。まっすぐソフトテニスを見つめていてもペアのことを考えられないようでは失格です。関係者ももちろんチーム全体を見てバックアップすべきで、どんな苦しい環境であっても努力し続けることで前記のような「つよい」チームになっていくものだと信じています。練習にはいろんな練習があり、体を動かすだけではなく頭を使ったミーティングやゲームに対する理解を深める研究もみんなですべきです。何かが足りないから「ダメ」等というのは弱虫の言うことです。すべて揃っていることなどあり得ません。

自身が欲しいものはそれを得るために「みんな」でしっかりと練習をし続けることです。チームの仲間にきつい練習を強いることはとても苦しいこともあるかもしれませんが、ミーティングなどで理解させる努力をすることです。1人きりでいくら練習してもペアがついてきません。「だれか」が悪いのではなくて、自分の努力が足りないと理解しましょう。父兄はそれに対する協力を、だれ彼かまわず惜しみなく実行しましょう。勝ち負けでないすばらしい結果があなた方の子供に必ず返ってくるはずです。

          
   


 

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