「シューズ」---ただの靴、されど....

　全中に行ってきました。静岡から新潟は陸続きですが距離はあります。

北海道から越してきたとき小樽から新潟をフェリー、そこから陸路乗用車で静岡入りした経験から覚悟はしていましたがツライッ(;_;)

　テニスシューズを履いて観戦するのが習慣ですので、ずっとそのまま履いていたのですができました、「靴擦れ」が......右足の親指付け根の甲側が薄〜い皮一皮むけました。自分では気がつかず細君の「あれっ...」で判明しました。昼食時だったか靴下まで脱いでいたときに発見されました。7時間履き続ければいくらフィットした靴でもやはり靴下・シューズ・人体の「ズレ」は発生します。

　スポーツをする際使用するシューズには機能性が最重視されると考えます。ゆえに快適性はある程度犠牲とされ、ソフトテニスであれば1時間から2時間ジャストフィットしていればその目的は達成されると思います(この場合機能や耐久性は別にしてですが..)。今回私が「靴擦れ」に遭遇した背景には、TPO（time,place and occasion）をまったく無視してドライビングにまったく適していないテニスシューズを長時間履き続けたという愚行がありました。HPに いろいろ「シューズ」のあれこれを書いている割に、自分がその憂いにあってしまい「情けない奴っ」っていうかんじです。

　ドライビングにはかかとが斜めにカットされ、フロアーにグリップされるものが適していると思います。マニュアル車であればペダルの踏み替えなどが加味されますから、シューズ本体の軽量化とソールの滑りがよくてなおかつ踏み込んだときに「きゅっ」とグリップするものがいいんじゃないかと思います。サイズはやはり0.5cmくらいの余裕がほしいのかなあ〜。オートマチック車の場合、左足ブレーキを使う人はほとんど踏み替えがありませんから軽量化の恩恵はないに等しいと思います。それよりもかかとのグリップがより必要ナンジャないかと思います。

　以上のような想像をメグラしてみますと、一般のクルマの運転でさえ結構いろんな条件が必要となり、スポーツドライビングやレースなどではもっと多くの要素が必要になると思われます。

　翻ってテニスの環境を考えてみますと、コート種類や当日の状況・天候・身体的障害（疲れや捻挫の後遺症など）もっと言えば、午前と午後の足の状況なども考えてシューズの選択をしていかなければいけない........(^o^)

　もう、たいへ〜ん....（そんなこと考える人はいないかも）

　話を戻して全中の帰りはどうしたかお話ししますと、答えは「ハダシ」です。靴下は脱ぎませんでしたが、フロアーマットがプラスチック製で適度な溝付きなので、かかとの収まりもよく快適なドライビングだったのです。ふまえて考えるに、人間はやはり「ハダシ」が一番なのではないか....足裏感覚はすばやくシビアに脳に伝わるし、靴下を脱げばグリップ性能も申し分ない（ゴム手袋を外す場合手とはり付いてけっこうたいへんを想像してください）。

　コートの素材が足に対して「やさしく」グリップするものだったら、「ハダシ」に勝る軽量化はないでしょっ。またまた考えますと現在のテニスシューズのソールの厚さは何を求めてあんなに厚くなっているのかplus予選から本戦、あるいは1回戦から決勝までを1日何試合かplusそれらを考え貫いて足の負担や疲れを数値化して計算されたものとは思いますが。

　マラソン選手のシューズを手にして観察したことはありませんが、テニスコートにたとえればハードコートの上を42.195km2時間以上全身全霊かけて走り貫くことを考えると結構コンパクトに仕上がっているように見えているのはなぜ.......

　べつにテニスシューズの設計が過剰だと言っているのではなくて、ソールから足までの距離（厚さ）が遠くなればなるほどコートからの情報が脳に伝わる時間が長くかかる.....ということではないでしょうか。相手選手の動きを見て眼から脳、脳から足の各運動神経、それから筋肉といった情報の流れを限りなくシンプルにした状態が「ハダシ」で、いろんな「プラス機能」をみにつけることが「シューズ」を「履く」ということだと思います。

　この「プラス機能」をもっと突き詰めてtune-upする必要性を考えちゃうm@saでした........

このお話しの続きは次回.....

byby　m@sa